武久 竜也(たけひさ たつや)

京都市生まれ。関西を拠点とし活動するバス歌手。エリザベト音楽大学大学院修士課程修了後、ノルトライン・ヴェストファーレン州立ミュンスター音楽大学に留学。声楽を野木芳枝、故・灘井誠、小野村和弘、レナーテ・ファルティン、ウタ・シュプレッケルゼン、大森地塩の各氏に師事。これまでにモーツァルト「魔笛」ザラストロ役、プッチーニ「ラ・ボエーム」コッリーネ役、R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」トゥルファルディン役など多くのオペラにおけるバスの主要な役を演じる。また、ソリストとして第九やマーラー「交響曲8番」などでオーケストラ作品、メサイアやヨハネ・マタイ両受難曲などの宗教曲にも数多く携わり、国内外の新聞や音楽評論誌などのメディアで度々高い評価を得ている。

2002年にはルーマニア国立ヤシ歌劇場に招聘され、尾上和彦作曲「仏陀」にて鹿の長・岩の苦行僧を演じ好評を博した。

またリサイタルではシューベルトの「白鳥の歌」全曲を演奏するなどドイツ歌曲の分野にも力を注いでいる。

神戸大学混声合唱団アポロンヴォイストレーナー、大阪音楽大学付属音楽院声楽講師、奏美アートスペース声楽講師、関西二期会準会員、堺シティオペラ、日本シューベルト協会各会員。


主なオペラのレパートリー


W.A.モーツァルト

「フィガロの結婚」フィガロ、ドン・バルトロ

「ドン・ジョヴァンニ」騎士長

「コジ・ファン・トゥッテ」ドン・アルフォンソ

「魔笛」ザラストロ


G.ドニゼッティ

「ランメルモールのルチア」ライモンド


G.ヴェルディ

「第一回十字軍のロンバルディア人」ピッロ

「エルナーニ」ヤーゴ

「アッティラ」アッティラ

「マクベス」バンコー

「リゴレット」モンテローネ伯爵、スパラフチレ

「トロヴァトーレ」フェランド

「椿姫」グランヴィル医師

「仮面舞踏会」シルヴァーノ

「アイーダ」ランフィス

「シモン・ボッカネグラ」ヤーコポ・フィエスコ

「ドン・カルロ」フィリッポ二世

「オテロ」ロドヴィーコ


E.フンパーディンク

「ヘンゼルとグレーテル」ペーター


R.シュトラウス

「ナクソス島のアリアドネ」トゥルファルディン


G.プッチーニ

「ラ・ボエーム」コッリーネ


J.シュトラウス二世

「こうもり」フランク


F.レハール

「メリー・ウィドゥ」ボグダノヴィッチ